タイ国内 不正薬物関連ニュース(26年4 月)
▪4月17日
鎮痛薬を輸出偽造で国内販売 タイ警察とFDAが2000万カプセル押収
タイ警察中央捜査局(CID)と食品医薬品局(FDA)は4月17日、鎮痛薬トラマドールを輸出と偽って国内で流通させていた違法ネットワークを摘発し、約2000万カプセル(推定8000万バーツ相当)を押収しました。
業者はFDAの報告システムに虚偽の輸出データを登録し、実際にはプラーチーンブリー県の倉庫などに保管して国内やオンラインで販売していたとされています。合同捜索では、トラマドールのほか咳止め薬や抗ヒスタミン薬、他の鎮痛薬、向精神薬なども大量に押収されました。トラマドールは若者の間で違法調合「4×100」に使用されることが多く、当局は特に警戒を強めていました。警察は虚偽申告やコンピューター犯罪法違反にもあたるとして、関係業者への厳格な処分と取り締まり強化を進める方針
▪4月18日
「ゾンビたばこ」タイから密輸した疑い、女逮捕 4キロ押収過去最多
警視庁は、指定薬物エトミデートを密輸したとして台湾籍の女(50)を逮捕しました。タイから羽田空港に入国した際、スーツケース内に約4キロの結晶が隠されているのが見つかり、現行犯逮捕されました。容疑者は「中身は知らなかった」と否認しています。
押収量は同種事件で過去最多とされ、需要の高まりが指摘されています。エトミデートは海外で麻酔薬として使われる成分ですが、日本では未承認で、2025年に指定薬物となり輸入・所持などが禁止されています。過剰摂取により意識障害や呼吸抑制などの危険があるとされています。
(情報ソース https://www.asahi.com/articles/ASV4L045TV4LUTIL022M.html)
▪4月19日
タイ南部国境地帯で若年女性の薬物使用が2倍に増加、政府が対策強化へ
タイ政府は、南部国境地域における薬物問題について、若者の間で覚醒剤の使用が増加しており、とくに10代女性グループでは使用者が約2倍に増加したと明らかにしました。2026年4月18日に政府系メディアが報じました。この発表は、アヌティン副首相兼内務大臣がヤラー県およびパッタニー県を訪問し、関係機関と協議した内容として示されたものです。
当局は取り締まりを強化しており、密売人の逮捕件数は増加していますが、薬物の拡散は依然として深刻な状況です。特に若年層への広がりが懸念され、一部では使用者が小規模な売人へと関与するケースも指摘されています。 また、地域住民からは自宅近くで治療を受けられるリハビリ施設の整備を求める声が高まっており、政府は2027年度予算で南部各郡に治療センターを設置する計画です。
政府は、薬物問題を治安だけでなく生活の質にも影響する重要課題と位置づけ、取り締まりと治療・社会復帰支援を並行して進める方針を強調しています。
(情報ソース https://www.facebook.com/Sumnakkaow.PRD/posts/1431949232300743 )
▪4月20日
バンコクの“コカイン王”はナイジェリア人 潜伏17年で主犯ら4人逮捕
バンコク首都警察は2026年4月19日、タイ国内でコカインを密売していたとされるネットワークの摘発を発表し、主犯格のナイジェリア国籍の男を含む4人を逮捕しました。あわせて現金約150万バーツや車両、貴金属などが押収されました。
主犯の男(47歳)はタイ人配偶者を通じて滞在許可を得ており、高級コンドミニアムを拠点に約17年にわたり活動していたとみられています。
警察は過去の摘発情報をもとに約4か月間の内偵捜査を実施し、捜査員が外国人を装って組織に潜入。通信アプリを利用した接触を通じて実態を解明しました。
捜索ではコカイン約30グラムのほか、現金や金のネックレス、高級腕時計などを押収。現金の一部は浴室の天井裏に隠されていました。このほか、スイス国籍の男1人がコカイン所持の疑いで逮捕され、タイ人の男2人も共犯として拘束されています。警察は今後、バンコク中心部の娯楽施設やビジネス街への薬物流入ルートの遮断を強化する方針です。
(情報ソースhttps://www.facebook.com/thaimetropolice/posts/1485919929546528)